TLは案件に取り組むチームのリーダーです。お客様との案件確認から始まり、リリースまで開発を問題なく進める責任を持ち、スケジュールの作成といった開発体制を固める重要な役割も果たしています。この業務で必要なのは、一歩先の未来を構想する力です。開発の現場では、つい目の前にある課題に追われ、先を見通せないことが多くあります。だからこそTLがどういう結果を出すのかを決めて、計画を練ることが大事だと思っています。私が本格的にTLを任せられたのは3年目の4月でした。担当したのはメガバンクのネットバンキング。翌年の金融所得課税の一体化に向けた税制変更に伴う大幅な改修を実施するため、私のチームとベテランのTLが率いるチームが並行して進行する案件でした。この先輩TLが、お客様よりも細かく私の仕事をチェックしてくれたのが印象に残っています。最初は企画書1枚、なかなかOKをもらえないほどの厳しさでしたが、TLとしてやるべきこと、あるべき姿を、仕事を通じて教えてくれました。今も感謝の気持ちでいっぱいです。
一緒に仕事をする人たちから「あなたとの仕事は楽しい」と思ってもらえることを心がけています。周囲の人が気持ち良く仕事をしていると自分も嬉しくなりますし、人は楽しみながらリラックスした状態で仕事をしている時に高い品質の仕事を生み出すと思っています。もちろん真剣な作業時間は必要ですが、笑いがあるひとときも大切だと思っています。そういった雰囲気作りもTLの重要な役割。会話を盛り上げるため、相手が好きな物や興味を持っていることへの情報収集は欠かせません。これはSKIの仲間にも、お客様にも同じです。相手への関心を持つことが仕事のスタートラインと言えるかもしれません。「この人と一緒に働きたい」と感じてもらうことは、自分にもメリットは大きいと考えています。例えば、将来、子育てと仕事の両立をしようと思った時、現場と関わる時間に制約が生じるかもしれません。しかし、その制約を感じさせない人としての魅力があればどんなプロジェクトでも歓迎される存在になるはずです。だから、技術的なスキルはもちろんですが、人間的な魅力をもっと磨きたいと思っています。
平日夜、仕事を終えた後はホットヨガに通っています。汗を流して呼吸を整えながらヨガのポーズをしていると忘我の境地に入り、自分を見つめ直す時間になっていきます。肩こりの解消にも役立つし、腹筋もついたので声量が増え、カラオケも楽しくなりました。いいことずくめです。もう一つはまっている趣味は、リアル脱出ゲームです。3年ほど前から月1回ペースで遊んでいます。脱出するための謎解きが面白いんです。仲間と情報を共有しながら進んでいくなど、仕事にも通じるエッセンスもありながらスカッと気軽に楽しめるところがいいですね。